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The Lightリリースパーティー・レポート〜前編

2022年3/13は、人生で二度目のリリースパーティーだった。
蔓延防止法の只中ではあったけど無事開催。

まずはそんな状況下でも足を運んでくれたお客さん達に感謝を。遠くからこのために来てくれた人も何人か居てくれて嬉しかった。

“俺を含めたやさぐれた連中のためのパーティー”的なスタンスだったが、蓋を開ければHIP HOPイベントが初めてという方が結構居た。中でも嬉しかったのは「HIP HOPのイベントは初めてで怖いイメージがあったけど、全然そんな事はなく楽しめた」という人が居た事。まぁ俺自体がHIP HOPシーンど真ん中の人間ではないのでHIP HOPイベントと言っていいかはさて置き、お客さんに怖い印象を与えるのは絶対嫌なので本当によかった。終始ハッピーバイブスに満ちたパーティーになったのではないかと。

ではではイベントの中身のお話へ。

お客さんが俺を360度囲むブロックパーティースタイルでお届け。斜め後ろなどからMPCのライブを観たのは初めての人も居たのではなかろうか。
セットリストはこんな感じ。

01 Bleeding Efect
02 Eagle Eye
03 Anger
04 Krush feat.DJ Hiroking
05 もしも(Distorted Time axis Mix)feat.ぜったくん
06 amy feat.ぜったくん
07 Session feat.Ei kikkawa
08 The Light feat.Ei kikkawa
09 春はまだか feat.KMC & Ei kikkawa
10 東京WALKING feat.KMC
11 Renaissance(Session) feat.STUTS
12 Circulate feat.STUTS
13 FreeStayle Session feat.呂布カルマ
14 高ニ(一留)feat.呂布カルマ
15 MOTOR(KO-ney Remix) feat.岩崎慧
16 Movin’on feat.岩崎慧

Encore
17 Dominate BreakLoop

せっかくゲストを呼ぶのならと、アルバム曲以外にこの日のために用意したリミックスやセッションも盛り込む形にした。HirokingさんだけはDJもしてくれてたのでKrushのみに。「オープンはみんな会話したいよね?」と控えめの音量と心地いい選曲でDJを始めるHirokingさん。やっぱ空間を作るプロだ。

短めのDJを経てまずは俺の出番の前に、KMCと呂布さんのライブ。

その一発目は開幕からいきなり200%の力でライブをするでお馴染みのKMC。予想通り会場を力業で温めてくれる。来月リリースする俺とKMCの新譜「ILL KID」も披露してくれててバイブスは満タンだ。

続いて呂布さん。

トークでは「絶対KMCと順番逆だったと思う」と言って笑いを誘っていたが、俺としてはKMCが景気良く焼け野原にした場を一気にゼロに戻して自身の世界に引き込める呂布さんの魅力を堪能したかったし、みんなにも堪能させたかった。イベントの幕開けはKMCにやって欲しかったしね。呂布さんからすればまぁまぁ迷惑な話かもしれないが、俺のライブのフロントアクト的な役割ではなく、俺の思う2人の持ち味をみんなに楽しんで欲しかったのでこの構成にした。

そこから短いDJを挟んでいよいよ俺の出番。

合間のトークでも話したけど、基本的に「どうせ自分の事など誰も知らないだろ。度肝抜いてやるから見てろよ!」的なスタンスでライブしてきた。もちろんいつも楽しいは楽しいのだが、いつだって闘争心がセットだ。なので自分が主役で、自分のライブを楽しみに来てくれる人が大半というハッピーバイブス満載な状況にマジで慣れていない。不慣れで奇妙な緊張感から始めたが、結果としては最初の一音目から最後の一音までものすげぇ楽しかった。怒りの感情で作ったはずのAngerでさえビートが前のめりになる程楽しかった。

ヒロキさんとのKrushはあまり決め事をしないセッション感溢れる感じでかました。原曲とやや違う展開になる事ぐらいは事前に打ち合わせても良かったかもしれない(ヒロキさんごめん笑)。でも、2ヶ月に一回渋谷familyでのレギュラーイベントで一緒で、何度かこの形で披露してきたので慣れたもの。擦り続ける訳ではないが的確なとこに差し込む絶妙なスクラッチがナイス。Krushに欲しかったオールドスクール成分を存分に注入してくれた。また違う曲でもセッションやりましょうね。ありがとう!

続いて、かれこれ3年以上ライブサポートしているマイメンぜったくん。

「面子があちぃっす!」と言いつつも「俺本当にここに居ていいんすか?」と緊張気味だったが、今までで一番熱の入ったamyを歌い上げてくれた。漢って感じで。セッションでは彼のデビュー前の曲である「もしも」をリミックスしてかました。ダークだけどメロディアスな90年代HIP HOPに落とし込みたくてこのネタをサンプルし、俺が聴きたい感じに落とし込んだ。実はハードなboom bapが大好きなぜったくんには見事ぶっ刺さってくれたようだが、みんなはどうだったろうか。

amyリリース以降、俺名義の作品にも関わらず彼自身のライブでも必ずセットリスト入れてくれていたので、アルバムで最も演奏し慣れた曲に。各所に入れた遊び部分もそれ故に成せる業だった。ありがとう!

続いては今回唯一生楽器で参加してくれた、ベースのえいちゃん。

アルバムタイトル曲”The Light”でトップラインのようなベースを弾いてくれた男。同い年で、人生で一番面白いとしてきたゲームが同じ(Doomシリーズ)という事で絆は無駄に深い。セッションは元々ソロでやっていたStakes is Highのカバー。動きまくるベースでグイグイグルーヴを作っていく。気持ち良かったなぁ。ほっとくと無限にやっちゃう曲なのでなるべくタイトに切り上げる。次やる時は10分ぐらいやろう。
そしてそのまま”The light”へ。えいちゃんはこの日のために、恐らく他の現場では使わないであろうベース用のリバーヴまでわざわざ新調してくれたお陰で、原曲の持つ浮遊感を存分に引き立ててくれた。原曲のフレーズを踏襲しながらいい感じに脱線もしつつ、曲の折り返しではCommon繋がりという事でとある曲を差し込んだ。俺はほぼドラムだけで、えいちゃんが一人でベースラインとメロディを弾くという離業をぶっかましてた。そこから一気に原曲のサビに戻した瞬間に盛り上がった時は意図が伝わってるようで嬉しかった。このやり口はタケウチカズタケ師匠のセッションイベントUTWniteで培ったカッコ良さ。感謝。

MPC+Bassのまま次の曲へ。音源でもえいちゃんがベースを入れてくれた”春はまだか”。KMCを呼び込み三人体制でぶっかます。

2バース目にてリリックが飛んだKMCがフリースタイルを始める、気合いの呼吸で全員同時にサビに戻れた奇跡など、ライブでしか起きない醍醐味が詰め込まれたシーンになった。ベースがえいちゃんで助かったぜ…。

KMCだけ残ってちょいとトークした後、15年ぐらい前に作って今も歌い続けてくれてる”東京WALKING”を久々にセッションスタイルでかました。やはりあの曲は大好きだ。ずっとやれる曲があるのはすげぇ良い事だ。

前編はここまで。
書いたのは氷山の一角で、とにかく見所が多い一夜だった。
後編はSTUTS、呂布カルマ、岩崎慧が登場!!

KO-ney – The Light

1 Movin’ on ft.岩崎慧(セカイイチ)
2 The Light ft.Ei kikkawa(The Roomies)
3 高二(一留) ft.呂布カルマ
4 Anger
5 Krush ft. DJ Hiroking(Bron 2 Funk)
6 amy feat.ぜったくん
7 Circulate KO-ney&STUTS
8 春はまだか ft.KMC
9 Blue Moment ft.Tamotsu LeftGroove

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