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KO-ney presents MPC PERFORMACE Kit Vol.1

恐らく日本初であろう、MPC特化型の演奏キットデータ&教則動画セットの販売を開始。

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内容的にはプログラムファイルとwavファイルのセットで、読み込めば音がパッドにアサインされた状態になってすぐに音が出せる状態になる。そのやり方も含めて、このキットでどうやって遊べばいいかを動画でしっかり解説してるので、迷う事なくパフォーマンスの基礎が学べるかと。

同じ曲を題材にしつつ、バンクAからDに向かって難易度が上がっていく仕組みにしてある。それぞれのバンクがどういう物がザクっと説明しよう。

・バンクA
一個のパッドを押すと出来上がった楽曲が再生される。パッド毎にサビやイントロなどの展開の違う曲が仕込まれている。タッチ画面のエフェクトを使ったりしてれば音楽を演奏してる気分を簡単に味わえるバンクだ。いきなりフィンガードラムから始めると敷居が高い気がしたので、まずは「楽曲を触る楽しさ」を体感して欲しくてこのセットにした。実際のビートライブでもこの方法で演奏する事があるので、初心者向けとは言え覚えておいて損はない。

・バンクB
Aより少し複雑で、ドラムと上モノ(ドラム以外の全て)が分かれている。基本的にはドラムループが仕込まれたパッドと上モノループが仕込まれたパッドを同時に押して曲を再生する。パッド9から先はギターやシンセのフレーズが配置されているので、曲を再生しながらこちらを演奏するのがメイン。この手法は実際に長い曲を演奏する時に、「基本はフィンガードラムで演奏しつつ、中盤はフィンガードラムをやめてメロディを演奏する」といった展開を作る事が出来る。長いライブになると、ひたすらフィンガードラムばかりしてるだけではお客さんが飽きてしまうので、こういった「派手ではないが聴かせる場面」を作る事が重要になってくる。

・バンクC
いよいよ本編とも言えるフィンガードラムバンク。上モノを叩いて再生しながらドラム3点(キック、スネア、ハイハット)を演奏する。意図的に音を減らしてるので、じっくり8ビートの練習に集中するためのバンク。サビは意図的にリズムの取り易い音を入れてるのでそちらでリズムキープする練習するのがオススメ。具体的には、イントロにも入っていてずっと8分音符を刻み続けてるPizzストリングスを当てにするのがいいと思う。
肝になるのが上モノを止めるパッドだ。これを活用して音が止まる=ブレイクの瞬間を作る事が出来る。音の変化に乏しいMPC演奏で緩急を付けるためには、如何にブレイクを活用するかが鍵を握る。音がいきなり0になったり100になったりする事は、生楽器には絶対不可能な演奏方法でありMPCを始めとする電子楽器の強みである。
派手なドラムフィルインだけでなく、何もしない”抜き”を意識すれば、シンプルなビートにもストーリーを作りやすくなる。

・バンクD
このバンクが、普段俺が演奏する時の基本セッティングであり、今回のキットの総決算。タムや弱く叩いたような3点の音が追加されて、裏打ちを積極的に入れるようになる。これを完コピ出来たら、自分の曲でもある程度展開の多い曲を演奏出来るようになると思う。慣れてくると演奏のバリエーションは増やせるが、ブレイクを大事するのを忘れずに。

以上が大まかな内容。
あまり派手に演奏せずじっくりグルーヴを重視していれば良い感じに聴こえる。vol.01をこういった曲調にしたのはそれを感じて欲しかったというのもある。

更に慣れてきたらプログラムエディットを覗いて設定を研究してみて欲しい。何故一つのパッドに複数の音が入っているのか、とか。上書きセーブしなければいつでも元に戻れるので、恐れずに色んなパラメーターを弄ってみてもいい。収集が付かないぐらい弄り倒す方が見えてくる物は多い。

とりあえずvol.01という事だが、それなりに良い反応を頂いているので、vol.02も製作中。

とにかく、「買ったけど何していいか分からない!」は解決できると思うので、是非手を伸ばしてみてほしい。

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